はじめに

これから物事の二面性、中庸について述べていく。以前の記事で物事の二面性を取り扱ったが半分書きかけで終わっていた。前回の記事が「物事の二面性1.0」であるなら今回の記事が「物事の二面性2.0」になる。

物事の二面性が重要なのには理由がある。日本は色んな意味で中国とアメリカにはさまれている。物事の二面性と中庸が重要なのはアメリカと中国は物事の二面性を用い中庸を捉えるのが上手いからだ。日本人も物事の二面性と中庸を捉える能力を持たないとアメリカと中国と渡り合っていけないからである。

日本はまず地理的にアメリカと中国にはさまれている。西に海をはさんで中国があり太平洋の向こうにアメリカがある。

経済的にも中国とアメリカにはさまれている。輸出入額が一番多いのは中国でありついでアメリカである。さらにアメリカ経済はその輸出入額のみならず、その先進性で日本に影響を与えている。

政治的にも米中にはさまれている。政治的にもっとも大きな影響を与えているのはアメリカと中国だ。

文化的にも日本は米中の影響が大きい。千年以上にわたって中国文化は日本に影響を与えてきた。近代になってからは黒船以降とくに戦後以降アメリカ文化の影響が大きい。

言語的にも中国とアメリカの影響が大きい。日本人は漢字を使う。もちろん中国の文字だ。そして現代日本人は英語を学ぶ。英語をカタカナ表記した言葉は非常に多い。

国は引越しができない。これからも今まで通りアメリカと中国と付き合っていく必要がある。

そしてアメリカと中国には共通点がある。それは物事の二面性を捉え中庸を捉えるのが上手い点だ。現在世界に存在する国や民族のうちアメリカと中国は二面性の把握と中庸のとり方が飛びぬけて上手い。中庸を捉えるのがうまい国として他にイギリスがあり、二面性を捉えるのが上手い民族としてユダヤがある。

物事の二面性を捉え中庸を執ることを覚えなければアメリカや中国とわたり合うことはできない。日本人はアメリカや中国と比べると物事を一面的に捉える傾向にある。一面的であるためその結果中庸を得ずに時として極端に走る。であるから物事の二面性と中庸の重要さが我々日本人ひとりひとりに浸透する必要がある。

今回は物事の二面性と中庸について大量の具体例を挙げて説明したいと思う。うざいほどたくさん例を挙げるのでうざいと思った方は飛ばしていただければと思う。

日本人の多くが物事の二面性と中庸の大切さを語っている。しかしほとんどの人はひとつかふたつの例を挙げて「ほら中庸が大事でしょ」と言って終わってしまう。しかし重要なのは具体例をたくさん挙げることだ。思想が分かりづらいのは具体例が足りないから。このシリーズでは大量の具体例を挙げる。恐らく挙げすぎかもしれない。しかし具体例がとても多いため、このシリーズを何回か読んであとは日頃の生活で二面性を意識するだけで、二面性と中庸に関し基本的な理解が深まると思う。

前置きは以上として本題に入る。

■作成日:2023年7月15日

続きは短所は長所 長所は短所をご覧ください。

■このページを良いと思った方、
↓のいいねを押してください。



■関連記事