エンディング

シスさんの実況Part65。

0:00~。
一行は戦艦バハムートから脱出を試みる。
彼らの飛空艇シュトラールのエンジンに異常。バルフレアとフランが修理に行く。

0:48~。
ガブラス「バッシュ。ラーサー様を頼む。いまソリドールが滅びれば、帝国は崩壊し、戦禍は内戦へと広がるだろう。」
バッシュ「分かっている。」
ガブラス「ラーサー様は最後の希望だ。」

「ラーサー様は最後の希望だ。」
この言葉はラーサーが帝国にとって最後の希望であり、そしてガブラス自身にとっても絶望から逃れるための最後の希望であり、そして世界全体の平和にとっても最後の希望であると述べている。
FF12で一番好きなのはバルフレアだが次に好きなのはラーサーだ。
終始一貫して誠実な彼が世界全体にとって最後の希望だ。

1:49~。 バッシュ、ラーサー、アーシェによる停戦の宣言。
オンドール公はガブラスに扮するバッシュとラーサーの言葉だけでは信じない。
しかしアーシェの言葉で停戦を決める。

2:54~。 アーシェの宣言。「私たちはもう・・・自由です。」
このアーシェのひとことは重い。
アーシェはオープニングのラスラの死からこの停戦の瞬間まで非常につらい思いをしてきた。
それを知っている我々にとってこのアーシェのひとことは深く共感せざるを得ない。
「自由です」のひとことを言う時のアーシェの感無量は印象的だ。
「よくぞ耐えた。」とひとこと言ってあげたい。
それを代弁するようにバッシュがアーシェの肩に手を置く。
ヴァンはかすかにほほ笑む。

3:12~。
バハムートがダルマスカに落ちようとする。
ここでジャッジザルガバースが登場。
余談だがジャッジマスターはこのストーリーでほぼ全滅した。
ザルガバースだけが生き残っている。
私の勝手な憶測だが正義の人ドレイスは悪に滅ぼされ、悪のギースやベルガは正義のアーシェたちに滅ぼされ、結局生き残るのは日和見のザルガバースなのだろうか。
ザルガバースは善でも悪でもなく完全な日和見。

ここでバルフレアがザルガバースを止める。
バルフレア「俺を誰だと思っている。この物語の主人公だぜ。主人公は絶対に死なないのさ。」
最後のバルフレアの言葉がかっこよすぎる。
FF12のすぐれた会話の中でもトップクラスのかっこよさだ。

7:40~。
アーシェはオープニングの時の安らかな表情に戻っている。
苦しみの跡は大分薄れている。
完全には昔に戻っていないところも現実的。
FF12はやはりよくできている。

7:54~。
バッシュはアーシェから離れてラーサーに仕えることになる。
兜を脱いだ顔は一見ガブラスのようだが、傷があるから髪型を変えたバッシュだ。

8:40~。
ガブラス「帝国は一枚岩ではない。頼む。ラーサー様を守ってくれ。」
バッシュ「心配するな。ガブラス。ダルマスカのためでもある。」
ガブラス「それを聞いて安心した。」

帝国は一枚岩ではない。
ラーサーを蹴落とそうとする勢力もあると示唆されている。
バッシュは今回の件でダルマスカを守るにはダルマスカに仕えるよりも帝国に仕えて帝国が安定することが大切だと学んだのだろう。
アーシェに仕えずラーサーに仕えて帝国を安定させそれによりダルマスカを守ろうとする。
「ダルマスカのためでもある。」と述べている。
ガブラスからしたらバッシュが本気でラーサーを守ってくれるかは確かめようがない。
バッシュは帝国に恨みはあっても義理などないからだ。
しかしバッシュがダルマスカのことを思っているのははっきりしている。
ダルマスカのためにラーサーを守るとバッシュが言うのであればそのバッシュの言葉は本心だろう。
「それを聞いて安心した。」とのべてガブラスはこの世を去る。

ヴェインを倒してからエンディングまで息をつかせぬ怒涛の展開だ。非常に見ごたえがある。

私はこの世に存在するゲームの中で断トツに好きなのはFFVIIだ。
次がこのFF12。
ドキドキ感と強烈な思い出ははFFVIIが圧倒的。
しかしFF12は会話が面白い。
これだけの会話をつくるのは大変だったろうと思う。
ただ多くの人が思っているだろう通り非常に分かりづらい。
わたしも最初プレイした時はチンプンカンプンだった。
まずジャッジの顔が見えないので名前が覚えられない(笑)。
2周目で色んな謎に気づき始め、3周目で徐々に謎が解決し、何年も時間をあけて4,5週を経て意味がだいたいわかってきた。
分かりづらいという批判は共感するところだ。
実際今でもよく分からないところは少しある。
ゲームでやるとモブハントの間にストーリーを忘れてしまう(笑)。
実況で映画風に何度も見るほうがいいかもしれない。
FF12も素晴らしい名作だと思う。

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