バッシュとガブラス

シスさんの実況Part61。

17:12~。一行はヴェインを倒すため敵艦バハムートに侵入。そこにバッシュの弟ガブラスが再登場。

大切なものを守れなかったひとは絶望すると言う。
ガブラスは故郷ランディスを守れず、故郷を滅ぼした帝国に仕えた。絶望している。
しかし双子の兄で同じように絶望するはずのバッシュは絶望していない。

ガブラス「なぜだ。ランディスもダルマスカも守れなかった貴様が、今なお自分を見失わずにいられるのはなぜだ!」
バッシュ「オレには守るべき人がいた。それだけだ。」
後ろに映っているアーシェがその人だ。

ガブラス「俺は全てを奪われた!」
ガブラス「守りたいものほど守れはしない。違うか!」
これは自分自身のことを言っている。 バッシュ「お前の問いに答えるのが兄としてのつとめだな。」

前回昔は日本でも西洋でもどちらが正しいかを決めるのに決闘という方法を取っていたと言った。
wikipediaで「決闘」を調べてほしい。
現代ではどちらが正しいかは裁判などで決まるが、FF12では決闘で決まる。
バッシュの言葉「お前の問いに答えるのが兄としてのつとめだな。」は決闘でどちらが正しいか決めようと言っている。

自分の無力に打ちひしがれて力を求めるアーシェ。
権力の亡者となった父親シドと決着をつけるバルフレア。
それらと並んで絶望したガブラスと希望を持ち続けるバッシュの明暗もFF12のテーマのひとつ。

このサイトの一番上にあるFF12の画像を見てほしい。
一番上にバッシュとガブラスが背中合わせで描かれているのが分かるだろう。
さらにバッシュは明るく、ガブラスは暗く描かれている。
ここから見てもバッシュとガブラスは片割れでさらに両者の明と暗が対照的に描かれているのが分かる。

絶望と希望。そして決闘。このテーマはFFVIIのバレットとダインの決闘でも登場する。
FF12に興味ある人はほとんどFFVIIもプレイしているだろうから触れておく。

これもシスさん実況。

14:00~。バレットとダインの再会シーン。
バレットとダインも片割れみたいなもの。
バッシュとガブラスは双子なので明らかに片割れであり、片方は希望を持ち続け片方は絶望する。
双子であり同じ境遇でありながら対照的な人生を送る。
バレットとダインも同じ。
コレル村という同じ村の出身で神羅から村を焼き払われ家族を失い大切なものを守れなかった。
二人とも手術で片腕が銃になっているのも共通している。
同じ境遇でありながらバレットは希望をぎりぎり持ち続け、ダインは完全に絶望してしまう。
バッシュとガブラス、バレットとダインは非常に似ていると分かる。

16:45~。
ダイン「わかったよバレット。やはりお前と戦わなければならないな。」
やはり最終的に決闘になる。
そしてダインは絶望して自殺する。

苦悩と希望に満ち溢れた19歳のときに最初にFFVIIをプレイをしたときはピンとこなかった場面だが、おっさんになってこの場面を見ると名場面だなと思う。

続きはバッシュとガブラス2をご覧ください。

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