動画をご覧ください。5:46から20:46まで。
徳井さんは天才は共感能力がないというが、彼らには共感力はある。徳井さんの言う通り、共感力があっても他人の気持ちをある程度無視できる。大きな仕事をするうえで、小さな共感を無視するということは頻繁にある。
だから徳井さんが言う通り、すぐれた人はサイコパス的なところがある。しかしそれは作品のため、仕事のため、事業のため、公のためのサイコパスである。グラフ①を再度示す。
公のためのサイコパスは③型のサイコパスである。それに対して①型のサイコパスは、私利私欲のためのサイコパスである。徳井さんの言う通り③型のサイコパスは、近くにいる人からは嫌われるが、遠くにいる多くの人たちからは好かれる。①型のサイコパスはただただ嫌われる。
スタインベックの言葉が、ブラッド・ストーン著『ジェフ・ベゾス』の冒頭に引用されている。
昔から不思議だった・・優しい、隠し立てしない、誠実である、心が広い、相手を思いやるなどはほめ言葉だが、いずれも失敗と一緒に語られる。
逆に、きつい、あこぎである、欲が深い、けちくさい、うぬぼれが強い、自分のことばかり考えるなどは嫌われるが、成功の特質として出てくる。
前者をほめそやし、後者の産物を愛するのが人というものらしい。
ここで言う「前者」は②型の「良い人」である。人々は「良い人」を褒める。しかし大きな仕事を成し遂げない。「後者」は③型の「すぐれた人」である。人々は「すぐれた人」の作品を愛する。
徳井さんの言う通り、サイコパスは目指すものではない。目指すと確実に①型の「劣った人」になる。③型のサイコパスは、「仕方なく」サイコパスになるのである。それに②型の「良い人」であることはそれ自体、素晴らしいことだと思う。
続きはベゾスと信長をご覧ください。
■作成日:2024年11月30日
■上部の画像はガウディ
■このページを良いと思った方、
↓のどちらかを押してください。