神となるセフィロス

3つ目の理念はセフィロスの理念。 メテオにより星に大きな傷をつけて、 それを修復するために傷口に星のエネルギーが集中し、 そのエネルギーを自分のものにすることで セフィロス自身が神として生まれ変わり 星の支配者になるというのが彼の計画である。

星のエネルギーである魔晄やライフストリームは我々の言葉で言うと無意識である。 ブーゲンハーゲンがコスモキャニオンで語っていたように、 人間だけではなく動物や植物、山や川なども含んだ全てのものの無意識であり、 星の生命そのものだ。

人間は無意識を持つことで生き生きした生活を送れる。 精神的に豊かになる。 無意識が意識から遮断されると、 生き生きした感覚が失われ、干からびた人生になる。 精神的な病気で言えば神経症がこれに近い。

逆に無意識が遮断されず無意識を受け入れすぎると、 逆に人生が生き生きしすぎて、 強力な無意識に支配され翻弄されてしまう。 幻覚などが生じ、病気で言えば精神病になる。 なんでもほどほどがいいのである。

クラウドがライフストリームに飲み込まれた後、 精神錯乱状態になったのは精神病になったのである。 ライフストリームは明らかに無意識を象徴している。

例えば私のような普通の人間が無意識に過剰にさらされると 精神病になる。クラウドも同様である。

しかし偉大な人物が多少過剰に無意識にさらされても その人は精神病にならない。 それどころかその無意識を創造的なインスピレーションにする。

セフィロスだ。 セフィロスは5年前、クラウドの火事場の馬鹿力によって魔晄炉に落とされた。 その間ライフストリームをさまよったが、 セフィロスはそれにより精神崩壊していない。 それどころかライフストリームからインスピレーションをえて 神になる方法を知ったと推測できる。

平凡人クラウドはライフストリームで精神崩壊したが、 天才セフィロスはライフストリームをインスピレーションにした。

続きはセフィロス 強靭な魂をご覧ください。


■モーツァルトピアノ協奏曲15番第一楽章

■モーツァルトピアノ協奏曲24番第一楽章

■上部の画像はガウディ

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作成日:2020/7/17

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