悩みから得るものは悟りである。さらに
悟りの大きさ=悩みの深さ×解決の度合・・・・①式
が成立する。本記事ではそれを①式と呼ぶ。
いくら悩みを完全に解決しても悩みの質が浅ければ、得る悟りも小さくなる。
掛け算なので「悩みの深さ」「解決の度合」の片方が小さければ、得る悟りはゼロに近い。
同様にいくら悩みが深くてもほとんど解決できなければ、得る悟りはやはり小さくなる。
別記事で総合学習について書いた。
→総合学習とキャリア教育
知識が総合されるためには「悩み」という核が必要である。 悩みを解決するために得た知識は、悩みが接着剤のようになり、どういうわけか自然に総合される。 活きた知識になる。
そして学生はほぼ全員自身の学部選び、職業選びに一定の強い悩みを持つ。 要は①式の「悩みの深さ」は誰にでもある程度あるのだ。 であるから①式のもう一つの要素である「解決の度合」を何とかする必要がある。 それがキャリア教育である。学生たちが自分の進路選びや自分の人生に正面から取り組むのを 手助けしてあげればかなりの成果が期待できると思う。
それがうまくいけば学生たちは「自分の人生を主体的に生きる」という成果を得、そして 一定の悟りを得る。そして大人になってからもいろんな問題を解決するちからを得る。 これが「生きるちから」であると考える。
続きは悩みから得るもの2をご覧ください。
■『道成寺』
■『道成寺』
■上部の画像は能
「羽衣」。
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