悩みから得るもの1

悟りの大きさ

 悩みから得るものは悟りである。さらに

 悟りの大きさ=悩みの深さ×解決の度合・・・・①式

が成立する。本記事ではそれを①式と呼ぶ。
 いくら悩みを完全に解決しても悩みの質が浅ければ、得る悟りも小さくなる。 掛け算なので「悩みの深さ」「解決の度合」の片方が小さければ、得る悟りはゼロに近い。
 同様にいくら悩みが深くてもほとんど解決できなければ、得る悟りはやはり小さくなる。

 別記事で総合学習について書いた。
総合学習とキャリア教育

 知識が総合されるためには「悩み」という核が必要である。 悩みを解決するために得た知識は、悩みが接着剤のようになり、どういうわけか自然に総合される。 活きた知識になる。

 そして学生はほぼ全員自身の学部選び、職業選びに一定の強い悩みを持つ。 要は①式の「悩みの深さ」は誰にでもある程度あるのだ。 であるから①式のもう一つの要素である「解決の度合」を何とかする必要がある。 それがキャリア教育である。学生たちが自分の進路選びや自分の人生に正面から取り組むのを 手助けしてあげればかなりの成果が期待できると思う。

 それがうまくいけば学生たちは「自分の人生を主体的に生きる」という成果を得、そして 一定の悟りを得る。そして大人になってからもいろんな問題を解決するちからを得る。 これが「生きるちから」であると考える。

続きは悩みから得るもの2をご覧ください。


■『道成寺』

■『道成寺』

■上部の画像は能
「羽衣」。

■このページを良いと思った方、
↓のどちらかを押してください。




■作成日:2016/3/18


■関連記事