本を読んでも私は1回ですべて頭には入らない。2回目読んでも同じところで同じような感動を覚えるのがその証拠だ。そこで以下の読書方法を思いついた。
評論系の本を読むとき、感動したところ、面白かったところ、勉強になったところに私はどんどん付箋をはっていく。1回目は通して熟読し付箋をはる。例えば10時間かかったとしよう。2回目以降は付箋をはったところだけ読む。1時間で1回読める。この方法で4~7回読む。
これで「現在の自分がその本から吸収できる知識とアイデア」を短時間で完全に頭に叩き込める。面白いアイデアを大量に叩き込み続ける。5年後10年後、書ける文章が違ってくるだろう。
喩えて言えばガムである。ガムはひと口食べた時がもっともおいしいが、ふたくち以降も味がする。しかし何度もかむうちにだんだん味がしなくなる。
本も付箋を貼ったところを何度も読むとだんだん感動しなくなる。「この著者は何を当たり前のことを述べているのだろう」と思えるまで読む。
感動するということは著者の述べる本質が自分の体に浸み込んでいるということである。完全に浸み込むまで読む。
1回読んでやめるより、この方法だと恐らく1.5倍の時間というコストで4倍の効果ある。かなりコスパが良い。
※以前twitterに載せた文章を改訂し掲載しています。
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作成日:2024/11/30