『恋するフォーチュンクッキー』のCD・DVDがアマゾンから届いた。
いまさら?というかもしれないが、今まで音楽は『次の足跡』で聴いてて、 映像はyoutubeで見ていた。きれいな映像で見たいと思って注文したのだ。
さっしーは私は人として非常に好きだが、ミュージックビデオでセンターとなると、 なぜか目をそらしてしまう(笑)。
あの斥力はなんだろう・・。
すぐ横で円熟したパフォーマンスを見せている優子に目が行ってしまう。 ひとりだけパフォーマンス力が明らかに違う。今までの経験の蓄積がちがう。 一推しのさや姉も出ているが、このMVでは優子が圧倒的だ。 この曲、優子がセンターだったら・・(笑)。
『フォーチュンクッキー』をつくったひとは愛国心がある。 発売当初から気づいていた。
最初に黒人のミュージシャンの人が、日本人にメッセージを送る。 当時は日本が最も苦しい時期だった。東日本大震災も爪痕も残り、 いいニュースはない。非常に苦しい時期にこの曲は発売された。 曲調も歌詞もそっと傷をいやすような明るく前向きな雰囲気。 MVにもいつもと違い一般の日本人がたくさん出てくる。
私自身も当時暗いニュースを憂え国を憂えていたが、 この曲で少し楽になったのを覚えている。 国民曲となったこの曲が日本全国に流れたことで日本人の心は少し救われたのではないかと思う。
私が国を憂えても何のプラスにもならない(笑)。 当時は仕事すらしていなかった。
今から考えると、 「国を憂えるより自分を憂えろ!」 「国を憂えるなら仕事して1円でも税金納めろ!」 と当時の自分に言ってやりたい(笑)。
それはともかく・・。
さっしーは不思議な人物だ。
全てをプラスに変えていく。 自信の無さ、ブス、傷つきやすさ、歌・ダンスの下手さ・・すべて魅力に変えていく。 スキャンダルすらプラスに変える。 バラエティー力という長所は当然追い風だ。
自分の長所をプラスにするのは多くの人ができる。 しかし短所をプラスに変えれる人は強い。 順風も逆風も推進力に変えるマスト船のようである。 ちょっと疑問に思ったが、無風だったら止まるのか・・(笑)?
たとえば信長もその時代の社会的変化をすべて自分のプラスに変えていった。 能力がある人はその人や周りで起こることをプラスに変えていくちからがある。
逆に能力がない人はその人に起きたことやその人の置かれた条件がすべてマイナスに働く。
ある国ではせっかく豊かな資源があっても、その資源をめぐって国内の民族の争いが起きる。 資源を売った金で武器を買い、内戦を行う。 「民族自決」という素晴らしい理念もそういう国では逆に民族同士を争わせる原因になる。
誰かがさっしーに「スキャンダルあって逆に良かったね。運がいいね。」と言ったとする。 しかしそれは運ではなくさっしーの実力だ。
内戦がある国に「資源があって運が悪かったね」と言うかもしれないが、 残念ながらそれは運ではなく実力だ。
言うは易く行うは難い。私もそれができているかというと非常に心もとない。 さっしーを見習いたいものだ。
『AKBがいっぱい』というMV集を持っている。 『ヘビーローテーション』のMVが始まる前に、メンバーによる曲の紹介の動画がある。 優子とさっしーと板野さんの3人による紹介。
見ていたら驚愕した。
さっしーが『ヘビーローテーション』にほとんど出れなかったことを涙をうっすら浮かべて悔しがっているシーンがあった。 優子が「次は上位で。」とさっしーに言う。「何位目指しますか?」と優子の質問。
そのときさっしーが「一位ですよ!」と言った!
当時非常に下位にもかかわらずである。 さっしーは自信があるんだかないんだかよくわからない不思議な人物だ。 その後一位宣言するメンバーは増えたが、当時はそんな宣言する人はいなかったと思う。
その数秒後の優子の「これは油断ならんな・・」という表情も印象的だった。
そしてその予感は実現していく。
下位のうちから一位宣言して、それを実現していく。なかなかできる芸当ではない。 やはりさっしーは一位になるべき何かを持っている人物なのだろう。
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■上部の画像は村上隆。
■作成日:2019/07/29